基礎代謝をあげる運動とは?

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基礎代謝を上げる運動とは?

○基礎代謝を上げるためには無酸素運動
 ダイエットを効果的に進めていくためには、基礎代謝を上げることが有効であり、基礎代謝を上げるためには運動が有効です。運動は大きく分けて、無酸素運動と有酸素運動があります。これらのうち、どちらが基礎代謝向上により効果があるのでしょうか。
 そもそも、基礎代謝とは全く活動していない時にもエネルギーを消費することを言います。筋肉の代謝率は20%程度であり、筋肉量の増減によって代謝率は上下します。その為、筋肉に代謝率を上げて基礎代謝を高めるためには、筋肉量を増やす必要があります。
 無酸素運動とは、酸素を使わない運動です。筋力トレーニングや短距離走などの短時間の運動であり、酸素ではなくグリコーゲンを使います。このことから、基礎代謝を高めるためには、無酸素運動のほうが効果的であることが分かります。

 

○無酸素運動に欠かせないアミノ酸
 無酸素運動の効果を上げるためには、アミノ酸が欠かせません。このことは、筋力トレーニングの直後にプロテインを摂取することによって筋肉量の増加率が高まることからもわかると思います。中でも、基礎代謝を上げるために特に効果的とされるアミノ酸はアルギニン、リジン、メチオニンです。

 

・アルギニン:アルギニンには、成長ホルモンの分泌を促す効果があります。成長ホルモンには、代謝を上げ、食べたものをエネルギーに変換して消費させることに働きかけるホルモンです。それだけではなく、脂肪の代謝を促進するため、体脂肪を減らす効果もあります。

 

・リジン:リジンには、肝臓の働きを促進する効果があります。リジンを補うと脂肪燃焼がスムーズになります。4

 

・メチオニン:メチオニンは、体内に取り込まれるとL-カルニチンを生成し、体脂肪を燃焼させる効果があります。

 

 ダイエットに際しては、よく「脂肪を筋肉に変える」などと言われますが、無酸素運動の後にアミノ酸を摂取することによって、脂肪が筋肉に代わるように働きかけることが出来るのです。

 

○有酸素運動も大切
 では、ダイエットの際に有酸素運動が不要かというと、そうではありません、有酸素運動は、ランニング、ウォーキング、サイクリングなど、たっぷりと酸素を使って長時間行う運動のことですが、これは脂肪の燃焼に効果的です。脂肪の燃焼には大量に酸素が必要であり、有酸素運動に取り組むと開始から20分ほど経ったころから脂肪の燃焼が始まるとされています。
 そのため、効果的なダイエットのためには、無酸素運動に取り組んで基礎代謝を上げ、脂肪を燃焼しやすいからだづくりを行った後に、有酸素運動を行って脂肪を燃焼させることが最も効果的なのです。